「命とは 冥土の旅への暇つぶし いかに楽しく過ごすべくかや」なんて考えていたら、 98歳の現役医師、日野原重明先生の言葉が目に留まりました。 「命はなぜ目に見えないか それは命とは君たち…
大自然のそろばんに狂いはない
9月になったというのに、酷暑の日が続いています。地球規模での異常気象とかですが、この程度のことは実は異常でも何でもないのかもしれません。つまり何億年のスケールで見れば今は氷河期と氷河期の間の間氷期に当たるとのこと。この間…
アメリカのこと1
「葉月」8月入りとなりました。東南アジアが引っ越して来たような猛暑の中、皆様お元気にお過ごしでしょうか。さてまた、敗戦記念日が近づいて来ました。戦争を知らないこの和尚が1987年に初めて米国のロスアンジェルスに降り立ち、…
パワースポット
お勤めの行き帰りなのか、よく当院に黙ってお参りされていたお若い方(今風にいえばギャル)。最近になってお守りを求められました。聞けば期間社員として近くで働いていらしたが、期間切れ雇い留めとなったとか。その間宝くじによく当た…
お大師様の言葉1
仏教とはもともと「人間はどのように生きるべきか」を命題とした学問です。決してお葬式を行うために生まれた教えではありません。お釈迦様も、その答えを求めるべく出奔されたのは、皆さまもご存じのとおりです。真言宗祖弘法大師(空海…
人生の楽しみ即精進
経営者・科学者・芸術家・職人・料理人などその道を極めた一流とみなされる人たちの言葉には、本人たちが気付いているかどうかは知りませんが、何か仏教的な雰囲気があります。苦労しているのだけれど、楽しんでいるというか。 人生の楽…
煩悩即菩提
今日から新年度。新しい生活を始める人も多いことでしょう。さて仏教は人間の煩悩(=欲望・迷い)を否定し、「悟り」を求める教えと一般には理解されているようです。しかし悟りを求めようとすること自体が欲望であり煩悩でもあるとも言…
初午会式
今年は3月の9日が3月の初の午の日ですので、前日の8日を宵の宮(よみや)と称し8日9日の2日間、厄除け祈願の「初午会式」を開催します。誰でもその人生が全て順調ということはあり得ません。大なり小なり厄年というものが巡って来…
寅と毘沙門天
今年は「寅」年、寅は毘沙門天のお使い。毘沙門天は仏法守護、福徳・財宝の神です。 干支の相場格言では、「丑」つまずき、「寅」千里を走り、 「卯」跳ねる・・・と言うそうです。”「丑」つまずき”は何か昨…
無名の南軍兵士の祈り
『大事をなすための力を与えてほしいと神仏に願ったのに 従順さを学ぶようにと弱い人になった 偉大なことができるようにと健康を望んだのに より善きことができるようにと病弱さを与えられた 幸せになるために富を求めたのに 賢くな…