真言密教の宗祖・弘法大師は宝亀5年(774)6月15日、香川県善通寺に御誕生になり、承和2年(835)3月21日高野山奥の院に御入定になりました。
弘法大師の教えあらまし
我々は生命の根源である大日如来に帰一するために、心と言葉と行いを清め 正しくすることによって、本来我が身にも仏と同じ徳が具わっていることを悟り、これを日々の生活にいかして行かねばならない。
そして大日如来を中心とした宇宙の秩序を現す胎蔵界・金剛界両部曼荼羅の世界、即ち密厳国土とこの世とが一致する理想社会を実現させねばならない。
また大師は自ら入定の後も永遠に衆生を済度しようとの御誓願をお立てになりました。大師を信じ大師を念じる時は、いついかなる所にもそのお姿を現されて、私どもに救いを垂れてくださいます。